文語体に慣れる

一般的な小学生は、住んでいる地域の方言で話しています。テレビで見る標準語の口語体よりももっと地方性の強い言葉で会話をしているのです。幼少期から標準語の文章に慣れて育った子供たちは、標準語の文語体を自然に習得している場合も多いのですが、日ごろあまり文章に接していない子供たちは、自分が話している言葉が方言であることに気づいていない場合があります。

もちろん、小学6年生ともなれば極端な方言を標準語だと思い込んでいることはありません。むしろ、全国的にも知られているような極端な方言で話している小学生は少数派です。しかし、軽い方言は今でも頻繁に使われていて、時には、それが方言だと気付いていない人もいます。

「居る」を「居てる」、「しておられる」を「して見える」などは、その言葉を使う地域では、ごく自然に使われています。またほかの地方の人が聞いても、多少違和感はあるものの意味はすぐに分かるので聞き返されることがありません。方言だとは気付きにくい方言です。

文学作品や詩歌などには方言を生かした作品も多いので、標準語の文語をきちんと覚えるには新聞を読むのがもっとも手軽な方法です。新聞各社は必ず、毎日連載している記事があります。そのような記事で小学生にも分かるテーマのものを見つけて毎日読む習慣をつけると語彙、漢字、慣用句の補強にもなり、標準語の文語体にも慣れ中学受験に必要な国語力の向上を図ることができます。