不道徳な正解はない

中学受験の国語の問題でよく見かけるのが選択式の問題です。中学受験では並べられた解答は、明らかに不正解な回答もありますが、それぞれに微妙な違いしかなく選択がとても難しいものがあります。速やかに正解候補を絞り込んでいかなければなりません。

その時に、最初から選択肢から排除したいのが不道徳な内容の文言です。たとえば、嘘をついてもかまわなとよいった文言や人に迷惑がかかってもしょうがないというような内容の文言を正解に持ってくるような問題はまずあり得ないということです。もし、そのような文言があれば、それは、一目瞭然に選択肢から外すことができるような一種のサービスです。

同じような考え方で、短文を作ったり、文章で答えを書く問題でも、不道徳な内容は書くべきではないということです。嘘や人に迷惑をかけることに関していい加減な内容を書けば不正解ではないとはいえ、印象のいいものではありません。

中学受験では、必ず同点の人が何人か出て、その中から合格者を選ぶわけですから、わざわざマイナスイメージを抱かせる内容は書くべきではありません。

実はこのようなことは日頃どのような本を読んでいるのか?どのようなテレビ番組を見ているのか?家族がどんな会話をしているのか?が推し量られてしまうことでもあります。家庭が、公序良俗を大切にする環境であることが意味を持ちます。